G-YZ1JKCMTN4 職場全体がギスギスしているとき ― 心を守る3つの方法 - 気持ちがラクになる50代ライフ

職場全体がギスギスしているとき ― 心を守る3つの方法

なお

はじめに

会社全体がピリピリしているとき、居心地の悪さやストレスで疲れ切ってしまうことはありませんか?
上司や同僚との関係だけならまだしも、「職場全体の雰囲気」がギスギスしていると逃げ場がなくなり、精神的に追い込まれやすくなります。

私自身も、部署全体が常にピリピリしていて「会社に行くだけで気が重い」という時期がありました。
そんなときに役立ったのが、アドラー心理学の「課題の分離」と、自分なりの「切り替えの習慣」でした。

この記事では、ギスギスした空気に巻き込まれず、自分の心を守るための具体的な方法を3つ紹介します。


1. 「職場の雰囲気は自分の責任ではない」と理解する

まず一番大切なのは、「職場全体の空気は、自分の責任ではない」とはっきり区別することです。

会社の雰囲気は、多くの場合「上層部の方針」「組織文化」「一部の人の態度」によって左右されます。
一社員がどうにかできるものではありません。

私は以前、「どうすれば雰囲気が良くなるだろう」と悩んでいました。
しかし、それは自分の課題ではなく「会社全体の課題」だと切り分けた瞬間、気持ちがかなり軽くなりました。

自分ができるのは、目の前の仕事を丁寧にこなすこと。
それ以上は「相手の課題」として切り離してしまって良いのです。


2. 巻き込まれないために「距離を置く」

ギスギスした雰囲気の中で一番消耗するのが、「愚痴や悪口の連鎖」に巻き込まれることです。
無理に同調する必要はありません。

例えば、同僚からネガティブな話を振られたときには、無理に共感するのではなく、
「そうなんですね」「なるほど」くらいで軽く受け流すのが効果的です。

また、物理的に距離を置くことも役立ちます。
昼休みの席を変える、休憩時間をずらす、仕事の合間に一人になれる時間を作る。
それだけでも、自分の心が巻き込まれずに済みます。

「共感しないと嫌われるかも」と不安になるかもしれませんが、必要以上に同調することで自分が疲れてしまっては本末転倒です。


3. 帰宅後に「切り替えの儀式」を持つ

どれだけ気をつけても、職場のギスギスした空気は少なからず心に影響します。
だからこそ、帰宅後に「リセットする時間」を意識的に作ることが大切です。

例えばこんな方法があります。

  • ジムで汗をかく
  • 好きな音楽を聴く
  • 趣味に没頭する
  • その日のモヤモヤをノートに書き出す

私は毎日帰宅後に、まずコーヒーをいれて「今日も終わった」と心の中で区切る習慣をつけました。
ほんの小さな習慣でも、「オン」と「オフ」を分けることで心が安定します。


4. どうしても耐えられないときは「出口」を確保する

それでも「もう限界だ」と感じるときもあるでしょう。
そんなときは「耐える」よりも「出口を確保する」ことをおすすめします。

具体的には、

  • 信頼できる人に相談する
  • 異動願を出してみる
  • 転職サイトに登録してみる
    といった行動です。

必ずしもすぐに辞める必要はありません。
「いざとなったら逃げられる」と思うだけでも、気持ちは驚くほど楽になります。


まとめ

職場全体がギスギスしているとき、その空気を自分の力で変えるのは難しいものです。
けれども「雰囲気は自分の責任ではない」と切り離し、適度に距離を取り、帰宅後にしっかり切り替えることで、心の負担はぐっと軽くなります。

どうしても耐えられないときは、「この職場だけが人生ではない」と思える出口を用意しましょう。

あなたの心を守ることは、何よりも大切な仕事です。
もし今、職場の空気に疲れているなら、ぜひ今日から小さな実践を始めてみてください。

参考になった本たち

私が実際に「心を少しラクにできた」きっかけになった本をご紹介します。興味があれば手に取ってみてください。

  • ひとつの習慣
     → 小さな習慣が積み重なって心の持ち方を変えるきっかけをくれた本。
  • 嫌われる勇気
     → アドラー心理学をやさしく解説していて、「人間関係をどう捉えるか」を考えるヒントになりました。

どちらも「全部を理解する」必要はありません。

ABOUT ME
なお@心を軽くする50代
なお@心を軽くする50代
私は現在50代。これまでの人生で、仕事・家庭・健康・お金など、さまざまな悩みやストレスに直面してきました。 特に家庭では、ステップファミリー(継親) として生活しています。 血のつながりだけではない家族の形は、喜びがある一方で、葛藤や難しさも多く経験しました。 職場では上司と部下の板挟みに悩み、居場所がないと感じたこともあります。 家庭では夫婦のすれ違いや親の介護、そして継親としての立場に葛藤しました。 健康診断の結果に落ち込み、老後のお金の不安で眠れない夜もありました。 そんなときに助けになったのが、心理学や思考法でした。 専門家ではありませんが、「考え方を少し変えるだけで、心がラクになる」ということを、実体験を通じて感じています。
記事URLをコピーしました